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改正弁護士法以降、弁護士の新しい働き方として注目されているインハウスロイヤー。ビジネスの第一線で働く面白さや、具体的な業務内容、今後の展望等を通じて、インハウスで働く魅力や醍醐味を紹介していきます。

行政の運用を知るからこそなし得る社会貢献の道がある

専門性を磨き、視野を広げる機会を求め、金融庁への出向を決意
 近年、多くの中央官庁にインハウスロイヤーが任期付き公務員として所属するようになった。中でも特に多くの「行政庁内弁護士」が所属しているのが金融庁、法務省、公正取引委員会、外務省などだ。

 現在、金融庁検査局総務課で専門検査官を務める鍬竹昌利氏が、自身の転機について考えていた2007年は、ちょうどサブプライムローンの話題が出始めたころだった。

 「弁護士となって3年が経過し、自らの将来を考える時期でしたし、弁護士増員が叫ばれる中で自身の専門性を磨きたいという思いもありました。大学院や海外留学の道も頭に浮かびましたが、実務を学びながら経験を積みたい気持ちが強く、企業や官庁に行く道が向いていると感じていました。また、法令上の問題につき、実際の運用がどのようであるか不明な点を何度か行政庁に確認した経験を通し、より適切なアドバイスを行うためには、法令を企画、執行する行政側の視点を理解することが重要だろうとも思っていました。そんなとき、ちょうど『金融機関に対する検査等に従事する職員【弁護士】』の募集告知を見つけたんです」

金融庁検査局の検査というのは、銀行や保険会社などの金融機関に立ち入り、各金融機関の健全性や適切性の確保のため、法令等順守態勢、各種リスク管理態勢等を検証し、その問題点の指摘およびそれに対する認識を確認する業務である。...(以下略)
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プロフィール

鍬竹昌利 くわたけ・まさとし
金融庁
検査局総務課 専門検査官
弁護士(57期)
1973年 生まれ
1999年 一橋大学法学部卒業
2002年 司法試験合格
2004年 弁護士登録
矢吹法律事務所入所
2008年 金融庁出向
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