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改正弁護士法以降、弁護士の新しい働き方として注目されているインハウスロイヤー。ビジネスの第一線で働く面白さや、具体的な業務内容、今後の展望等を通じて、インハウスで働く魅力や醍醐味を紹介していきます。

グローバルビジネスの最前線で、ビジネスの仕組みの構想・構築に法律のプロとして寄与する

経営戦略や意思決定のメカニズムにも関与する法務部
 国内外に154の事業所を持つ総合商社、三井物産。同社法務部は、その国際的事業活動の法務面を担う。最近では、全社的ポートフォリオ戦略・投資方針を策定する「ポートフォリオ管理委員会」に法務部長も参加。経営ボードの意思決定に法務部の関与度は高まっている。中でもビジネス法務は同社の要。その役割を企画法務室室長・鳥海修氏に伺った。

 「ビジネス法務を担当する第一~四室は、『営業部と共にビジネスを創造すること』がミッション。従って営業担当とチームワークを図りながら交渉をリードし、戦略的法務を行います。大きな事業投資案件の場合は、交渉初期段階から営業・財務・法務などが一体となって最小リスクの投資形態を模索。経営戦略や営業戦略も含めた総合的な事業戦略、意思決定のメカニズムに深くかかわります。そこで得られる達成感は非常に大きい。これが、当社の最大の特徴です」

総合商社ならではの「幅広さ」、営業との一体感がやりがい
 このビジネス法務に法務第二室・主管として携わるのが、北川なつ子弁護士。北川氏は、濱田松本法律事務所(当時)で実務を経験した後、同社へ移籍を決断。一般の中途応募者と同様、試験を受けて入社した。

 「私の仕事は、営業現場からの日常的な法律相談への対応、各種契約書の起案・交渉支援などです。紛争や訴訟が生じた場合は、訴訟弁護士を起用し、ともに訴訟戦略の立案も行います。当社は担当をエリアで分けるので、取り扱う商品もかかわる部署の数も、とても多いんです。例えば石油なら掘削から精製まで、鉄鋼だったら原料調達から製鉄まで……各段階で、担当部署も異なります。これは総合商社ならではですね。でもその仕事の幅の広さが、好奇心の強い私には合っているようです」...(以下略)
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プロフィール

北川なつ子 きたがわ・なつこ
弁護士(2001年登録 54期)
ニューヨーク州弁護士
1973年 生まれ
1996年 慶應義塾大学法学部卒業
1999年 司法試験合格
2001年 弁護士登録、濱田松本法律事務所(現:森・濱田松本法律事務所)入所
2004年 同事務所より、ニューヨーク大学ロースクールへ留学
2005年 同LL.M. 修了、米国三井物産ニューヨーク本店 法務課へ出向
2006年 三井物産本店法務部 第一室(国内担当)へ出向
2007年 三井物産本店法務部へ移籍。法務第二室(米州担当)所属、現職
法務第二室(米州担当)所属、現職。
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